ときどき沖に目をやりながら庭仕事していると 馬島の船着き場に観潮船が接岸し ぞろぞろと乗客が降り始めた。なにがあるのかとしばらく見ていると一団は来島大橋の橋脚のほうへと移動したので なるほど塔頂ツア-というわけかと合点。
観潮船を追うように見慣れぬ一隻の黒いボ-トが続いて到着。これが遠目にも 洗練されたいかにも高価そうな船だったので興味をひかれ バイクを引っぱり出して馬島まで。
橋から馬島に下りるエレベ-タ-のところでツア-客と遭遇したのですが 偶然にも引率しているガイドさんが古い友人で「このかたたちはガンツウのお客さんなんだよ」と教えてくれた。道理で上品な御一行のはずだと納得。
小ぶりな船だけれどガンツウで船旅すれば一泊か二泊で最低でもひとり40万。客層が違う。ガイドさんの軽妙な話術にも 間違っても手を叩き 足を踏み鳴らし げらげら笑うような人種ではあるまい。口に手をあてくすくすと遠慮がちに微笑む そういう人たちのはず。
以前に塔頂ツア-に参加したときの画像
で かっこいい黒いボ-トの正体はガンツウの搭載艇だったのでした
クル-にガンツウの来島海峡を通る回数が少ないのではないか(笑)と尋ねると 電気推進のため航海速力が10ノットしか出ない ここの急流は厳しいのですよ とのこと。
たしかにね あれこれ取材しました。