続おもいでの夏

じじいの日記みたいなもんです

体は弱っても頭はしっかりしています

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ほぼ毎週のように実家に寄って96歳になる父を見舞っています

寝顔を見て帰ることが多いのですが 先日は体調がよかったのか起き上がっていて あれこれ話をしました。

子供のころを思い出したのか旧制中学のときのことなどを。たぶん80年くらいまえ。

仲の良かった友人の様子がおかしいので問いただすとじつは母親が俺の兄貴の夢を見たんだという。母がいうに 二階で寝ていたら階段を誰かが上がってくる音がして目を覚ますと 戦地にいるはずの兄が帰ってきてしばらくそこにいた。何かあったのかも知れないと。その時は何となく慰めたが 後日 戦死を知らせる公報が届いた。日づけは合っていた。母親にはわかったんだろう。

 

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